ピカブイの対戦において、「ステルスロック」を撒いた後に「あくび」を連打する戦術が強いと話題になっています。
今回の記事ではステロあくびの対策について紹介します。
ステルスロックとは?
設置系の技で、使用すると相手の場をステルスロック状態にします。相手が交代するたびに発動し、交代先に対して「最大HPの1/8×岩に対する相性」のダメージを与えます。
例えば、岩4倍弱点のリザードンに対しては最大HPの半分のダメージを与えることができます。
従来作では「こうそくスピン」、「きりばらい」を使用することでステロを解除することが可能でしたが、これらの技は汎用性が低く、ほとんど使われることはありませんでした。
ピカブイでは6vs6の対戦ということで、単純にステロの発動回数が多くなるため、過去作以上に強力な技となっています。しかし、今作ではステロを解除する手段はありません。
おすすめのステロ要員
私がおすすめするステロ要員はラッキー、メガプテラです。
メガプテラは素早さ種族値150のポケモンで、本作においては最速のポケモンです。(マルマイン、メガフーディンと同速)そのため、ほぼ確実に先制してステロを撒くことができます。
ラッキーは特殊耐久に優れたポケモンなので、相手の特殊アタッカーに対して繰り出し、相手が交代する際にステロを安定して撒くことができます。
しかし、ラッキーは地球投げ、卵産み、小さくなる、どくどく、身代わりなどの技を採用することも多いため、技スペース的に厳しい面はあります。
初手で安定して撒くことのできるメガプテラが特におすすめです。
プテラはメガシンカせずとも素早さ種族値130の高速ポケモンなので、相手の初手次第ではメガシンカ権を使わずにステロを撒き、他のポケモンをメガシンカさせることも可能です。
ステルスロックの対策
メガプテラのステルスロックを確実に止める手段はありません。
相棒ピカチュウのばちばちアクセルでプテラに先制攻撃可能ですが、プテラを一撃で倒すことはできませんでした。
同速対決(50%)に勝てば、メガフーディン、メガプテラ、マルマインの挑発でステロを止めることはできますが、同速対決に負けた場合、メガフーディンとマルマインは何もできずに噛み砕くや地震で倒されてしまう可能性があります。
リスクが高いため、初手にプテラが出てきた場合はステロを許容するしかないでしょう。
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あくびとは?
相手をねむけ状態にする技です。ねむけ状態になったポケモンは次のターンの行動後にねむり状態になります。また、交代することでねむけ状態は解除されます。
相手の交代を誘う技であるため、ステロとのシナジーがあります。
おすすめのあくび要員
メジャーなポケモンですが、やはりカビゴンとヤドランがダントツでおすすめです。
この2体はそれぞれ特殊、物理方面の耐久に優れているため有利な相手に受け出し、安定してあくびループを始動することができます。
他にもサンダースはあくびを覚えるポケモンの中では最速(種族値130)なので相手がサンダースを使っていた場合は警戒した方が良いでしょう。
ステロあくびループの対策
ステロは対策不可能でしたが、あくびに対しては対処法があります。
みがわり
自分の最大HPの1/4を消費して、消費したHP分の身代わりを場に出す技です。
身代わりは状態異常にならないため、鈍足のあくび使いであるカビゴンやヤドランに対しては先手での身代わりは有効な対策となります。
多くのポケモンは身代わりを覚えることができますが、剣の舞などの積み技を覚えるポケモンに仕込んでおくとより効果的です。あくび使いを積みの起点にして、そのまま全抜きを狙うことができます。
ちょうはつ
あくびと異なりそのまま起点にするのは難しいですが、全ての変化技に対する対策となるので汎用性はこちらの方が上かと思います。
テレポート
少し話題になっている対策ですね。
テレポートは優先度-1の技であるため、後攻でテレポートをすることであくびを解除しつつ交代することができます。みがわり、あくび持ちに交代するとより効果的です。
大爆発
使用ポケモンが退場する形にはなってしまいますが、こちらもテレポートと同じようにあくびループを抜けることができます。
相手を削れる分、全抜き要員の補佐としてテレポートとの差別化はできていると思います。
1体見捨てる
交代を繰り返して、こちらのポケモンを1体落とします。(岩弱点であることが望ましい)
一応あくびループを抜けることができますが、数的不利となるため後続のポケモンで全抜きできるプランがある場合のみ有効です。