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【ピカブイ】対戦最強パーティを考察した【伝説あり】

前記事では、ピカブイ対戦でのパーティ構築について考察しました。

【ピカブイ】対戦向けパーティについて【考察編】 - A級機関

先日、禁止伝説および幻のポケモンを使用していない構築を使ってランダムバトルに潜っていたのですが、対戦を重ねていくうちにある感情が芽生え始めました。

「このゲーム禁伝幻ありの環境がデフォなんだから無理に縛る必要なくないか?」

今回はミュウツーを採用するという条件でピカブイ最強の構築を考察していきます。なお、「ミュウ」「メルメタル」も非常に強いポケモンなのですが、幻のポケモンはピカブイ内のみで入手する手段がないため、競技としての公平性に欠けると判断して今回は採用を見送りました。

また、同一ポケモンの複数使用はルール上可能なのですが、それだとミュウツー6体で本記事が終了してしまうので禁止としました。

それでは本題に入ります。

構築経緯

最強パーティのコンセプトであるミュウツーは無条件で採用確定です。

メガシンカ枠に関しては、最速のステロ要員、素早さを生かして削りとしても活躍するプテラを採用しました。プテラがメガシンカする必要の無い試合はミュウツーにメガシンカ権を譲ります。そのため、メガシンカが前提となるポケモンは採用していません。

ミュウツーを通していく上で特に厄介なポケモンは、「メガスピアー」「メガフーディン」「メガプテラ」の3体です。この3体はメガミュウツーYよりも素早く、かつミュウツーに対する有効打を所持しています。

まず、メガフーディンの対策としてアローラベトベトンを採用しました。Aベトベトンはエスパー無効、ゴースト半減という優秀な耐性に加え、特殊耐久に優れているため、メガフーディンを完封できます。さらに、「ちいさくなる」「どくどく」「ねむる」などの強力な技を覚えられるため、Aベトベトン自身の単体性能も高いです。

次に、メガスピアー、メガプテラの対策としてカブトプスを採用しました。カブトプスは物理耐久が若干高いため、この2体の攻撃を耐え、剣の舞を積むことができます。意地っ張り+2「アクアジェット」でステルスロックのダメージ込みでこの2体を確定で倒すことができ、後続にも負担をかけることが可能です。

そして、ステロあくびループで相手を削るためにヤドランを採用しました。

あくび要員としてヤドランを採用した理由は、「テレポート」を覚えられるからです。

テレポートは相手のあくびループを抜ける手段として有効ですし、何よりも強力なのが「あくび」→「テレポート」とこちらが選択した場合です。

 

①相手が交代してきた場合

こちらは相手の交代先を見てからテレポートで有利なポケモンを後出しできます。

②相手が交代してこなかった場合(眠りを許容した場合)

カブトプスにテレポートで交代し、安全に積み技を使用できます。ヤドランが相手の攻撃で落とされてしまった場合もカブトプスを死に出しすることで同じ展開になります。

 

ラスト1枠ですが、マルマインを採用しました。本作最速の素早さであることに加え、壁を張れる点を評価しています。さらにこのポケモンの強みとして「イカサマ」という技があります。

イカサマは相手の攻撃力を参照してダメージを計算する悪タイプの技で、ミュウツー、メガミュウツーXを半分程度削ることができます。ミュウツーがYに進化していた場合はステロ込みで確定1発です。(攻撃に下降補正がかかっている場合は乱数)

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個別紹介

採用順に記載します。

ミュウツー

性格 せっかち(素早さ↑防御↓)

技構成 サイコキネシス/シャドーボール/じしん/かわらわり

解説

物理技の火力を落とさないために性格はせっかちにしています。

メガミュウツーXの地震、瓦割りでAベトベトンとカビゴンをステロ込みで確定1発です。こちらがYに進化していた場合でも受け出しは不可能です。

シャドーボールはエスパータイプ、特に同族とフーディンを意識しています。

ピカブイ環境文句なしの最強ポケモンです。

 

プテラ

性格 ようき(素早さ↑特攻↓)

技構成 かみくだく/いわなだれ/ステルスロック/挑発or地震

解説

基本的には先発に出し、ステロを撒くことが仕事です。

できる限りメガシンカ権をミュウツーに回したいため、プテラより速いポケモンが相手のパーティにいた場合は後続から展開する場合もあります。

ミュウツーに対する打点となる噛み砕く、一致技で怯みを狙える岩雪崩までは確定で、残り1枠に関しては挑発か地震をお好みで選択してください。

 

アローラベトベトン

性格 しんちょう(特防↑特攻↓)

技構成 かみくだく/ちいさくなる/みがわり/どくどく

解説

フーディンの対策に加えて、少しでも誤魔化せる範囲を広くするために上記の技構成としています。回復ソースが欲しければ眠るの採用もありかもしれません。

みがちい戦術に抵抗がある方は普通にアタッカーとして起用しても問題ないかと思います。三色パンチを覚えるため技範囲は広いです。

 

カブトプス

性格 いじっぱり(攻撃↑特攻↓)

技構成 アクアジェット/いわなだれ/つるぎのまい/みがわりorたきのぼり

解説

積みエース。基本的にはヤドランのあくびで起点を作ってから剣の舞を積んでいきます。

みがわりは相手のあくび、電磁波、どくどくなどに対して使用してアドバンテージを取るために採用していますが、無難にアタッカーとしても動けるようになる滝登りを採用しても問題ないかと思います。

 

ヤドラン

性格 ずぶとい(防御↑攻撃↓)

技構成 なみのり/サイコキネシス/あくび/テレポート

解説

あくびとテレポートで盤面をコントロールすることが主な役割です。

起点回避のため、威力の高い一致技2つを採用しています。

一応物理耐久にも優れていますが、回復技を持っていないため過度な受け出しは禁物です。回復技として眠るを覚えますが、2ターン眠ってしまうデメリットが大きいと判断して採用していません。

 

マルマイン

性格 おくびょう(素早さ↑攻撃↓)

技構成 10まんボルト/イカサマ/ひかりのかべ/リフレクター

解説

一致技である10万ボルト、ミュウツーに対する打点となるイカサマを採用しました。

両壁によってカブトプスの補佐も可能です。

退場技として大爆発が欲しいのですが、どの技も切ることができなかったため今回は見送りました。

 

おわりに

スペックの高いポケモンばかりを採用しているため、正しく運用することができればランダムマッチではほとんど勝てるかと思います。

あくび+テレポートは相手のプレイスキルが分からないランダムバトルにおいては安定行動として有効でした。

大人気ない構成になってしまいましたが、ピカブイ環境での最強パーティの1つであると言っても過言ではないパワーを秘めた構築であることは間違いありません。