7/20発売のswitch版『ゼルダの伝説 夢をみる島』を早速クリアしたので、追加要素などオリジナル版との比較をメインに評価と感想を書いていきます。
クリアタイムは8~10時間程度でした。※オリジナル版プレイ済み
ストーリー
オリジナル版と全く同じでした。シナリオ改変などはなし。
服のダンジョンも健在だったので、写真屋がダンペイの小屋(パネルダンジョン)に変更された夢島DXって感じですね。
余談ですが、服のダンジョン入り口での「比べてみよう、カラーでね!」は流石に変更されていました。
真エンドは...?
『夢をみる島』では一度もゲームオーバーにならずにクリアすると、エンディングの演出が一部変化します。(通称:真エンド)
リメイク版ももちろんノーコンクリアしたのですが、オリジナル版での真エンドと似たような演出が発生したので、真エンドは続投されているということが判明しました。
コンテした場合のエンディングを見ていないので、もしかしたら共通エンドに変更されている可能性もありますが...
リメイク版の追加要素
ハートのかけら、秘密の貝殻追加
オリジナル版ではハートのかけらは12個でしたが、リメイク版では大幅に追加されて32個に変更されました。
それに伴いハートの上限は14個→20個に変更されています。(内訳は初期3個+ダンジョンで器8個+かけら8個+パネルダンジョンの器1個の計20)
秘密の貝殻はオリジナル版では26個で、剣を強化するためには20個集める必要がありました。
リメイク版では40個で剣強化イベントが発生し、内容は未確認ですが最後の報酬を得るためには貝殻が50個ほど必要そうです。時期限定の貝殻が廃止されていたので、ぴったり50個が上限のような気がします。
妖精のビン
他作品で言うところの空き瓶。妖精を瓶に入れておくことで、危険な時に回復することができます。
ちなみに「秘密のクスリ」も続投されており、併用可能なので、ハート上限が増えたことも相まってオリジナル版より数段ゲームオーバーになり辛くなっています。
アイテム枠の最適化
オリジナル版ではアイテムスロットが2つしかなく、その枠に剣と盾、ペガサスの靴などの必須級のアイテムも含まれていたので、ダンジョン攻略の際には頻繁にメニューを開閉してアイテムを切り替える必要がありました。
リメイク版でもアイテムスロット自体はXとYの2枠のままですが、Bに剣、Aにパワーブレスレット、Lにペガサスの靴、Rに盾が自動的に配置されているため、アイテム枠にかなりの余裕が生まれました。
ワープ歌強化
オカリナ2曲目「マンボウのマンボ」はマンボガ池にしかワープすることが出来ませんでしたが、リメイク版ではフィールド各地に存在するワープポイントも対象に選ぶことが出来るようになりました。
ワープポイント自体も追加されているので、かなり使い勝手のいいワープ手段になりました。
パネルダンジョン
DXにて写真屋があった場所にダンペイの小屋が追加されており、既存のダンジョンパーツを組み合わせてダンジョンを作る要素が追加されました。
基本的にはダンペイの指定する条件を満たしたダンジョンを作成、それを自分でクリアすることでハートのカケラや空き瓶などの報酬を入手する流れです。お題と関係なく自分自身で好きなダンジョンを作成することもできます。
その他
・わらしべアイテムの「にんぎょのブラジャー」が「ネックレス」に変更されていました。3Dフルリメイクで上裸の人魚は流石に...ということでしょうね。
・ブーメランを手持ちアイテムと交換する形で入手する点は同じですが、その後交換したアイテムを300ルピーで買いなおすことが可能になりました。リメイク版では貝殻の増加に伴ってスコップの使用頻度が増加しているからですかね。
・急流下りにタイムアタックモードが追加され、フックショットを使うことで方向転換や急加速が可能になりました。
総評
基本的にはオリジナル版を尊重し、仕様面で不便だった点を遊びやすく調整したという印象です。
夢島自体は2Dゼルダトップクラスの名作なので、未プレイの方には是非遊んで欲しいですが、オリジナル版をプレイしている方にはやや物足りなさもあるかもしれません。