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【オリガミキング】クリアしたので評価と感想 シリーズに希望を感じる良ゲーでした!

 

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7/17日に発売されたペーパーマリオシリーズ最新作『ペーパーマリオ オリガミキング』をクリアしたので、評価と感想を纏めていきます。(ネタバレ無し)
 結論から言うと、所々気になる点はあったものの総評としては面白く、ペーパーマリオシリーズの完全復活を感じさせられる一作でした!

ペーパーマリオシリーズについて

 ペーパーマリオシリーズは『マリオストーリー(N64)』から始まり、『ペーパーマリオRPG(GC)』、『スーパーペーパーマリオ(Wii)』、『スーパーシール(3DS)』、『カラースプラッシュ(WiiU)』と続いており、本作はシリーズ6作目にあたります。
 中でも特に人気があるものは『マリオストーリー』と『ペーパーマリオRPG』の初期2作でしょう。この2作が名作過ぎるがゆえに、どうしても他作品は比較されてしまいがちです。
『スーパーペーパーマリオ』はシステムの一新に賛否あるものの良作、『スーパーシール』はシリーズに泥を塗った駄作、『カラースプラッシュ』は前作の悪評が尾を引いたこともあってかあまり良い評価を受けている印象はありません。
 こういった状況の中本作が発売されたため、様子見をしているシリーズファンの方も多いのではないかと思います。

『オリガミキング』をクリアしての評価点

ストーリー、世界観

 シナリオの本筋自体は王道で子供にも分かりやすいシンプルな内容でした。シンプルとは言ったものの、所々子供には分からないようなネタが仕込まれていたり、シリアスな内容もあったりして、大人の私がプレイしても十分に楽しむことができました。
 また、本シリーズは紙ッぺラのキャラクターが織り成す温かみのある世界観がウリの一つだと思いますが、本作はそこに「折り紙」という表現が加わったことによって深みが増したと感じました。「切られる」「折られる」「穴をあけられる」など、この世界観だからできる演出がふんだんに盛り込まれており、「紙」という要素についてはシリーズを通して見ても最も活かすことができていたのではないでしょうか。

パズル要素を前面に押し出したバトルシステム

通常戦闘

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 今作の雑魚戦は「円形のフィールドを回転させたり縦にスライドさせたりして敵を並べ、ジャンプやハンマーで一掃する」というパズル要素の強いものとなっています。攻撃手段については武器の概念があるものの、基本的には威力差があるだけでアクションコマンドはすべて共通です。
 また、全ての敵を整列させることでマリオの攻撃力に1.5倍の補正がかかるため、アクションコマンドを成功させることよりも正確にパズルを解くことの方が何倍も重要になっています。
 雑魚敵に関しては、整列させて強い武器で攻撃すれば基本的に1ターンで全滅させることができますが、1度でも相手にターンを回してしまえば手痛い反撃が飛んでくるうえ、再度整列をする必要があるため、パズルが得意か否かで相当差が出てくる仕様になっています。
 得意な方はパズル自体も容易にこなせ1ターンで敵を全滅させてサクサク進めることができますが、苦手な方はパズル自体にも時間がかかり、火力が出せないことで次ターン以降に戦闘がもつれこむため苦痛になりそうです。
 雑魚戦はRPGにおいて一番長い時間を占める部分なので、ここが楽しめなければ本作に対する印象も厳しいものになってしまうかもしれません。ならばパズルが苦手な人には向かないゲームなのかと思う方もいるかもしれませんが、本作は2つの方向性からパズルが苦手な方にも楽しんでもらえるような工夫を盛り込んでいます。
 1つ目が、「パズル難易度の緩和」です。コインをバトル中に使用することで、思考時間の延長や、回答のアシスト機能(キノピオ応援)を利用することができます。コインは大量に手に入るため、バトルに多めに割いたところで大した影響はありません。また、ゲームを進めることで最終的な整列場所を表示してくれる機能が追加されます。(回答から逆算して正解を導くことができる)
 2つ目が、「そもそも雑魚戦を行うメリットがあまりない」ということです。本作は経験値によるレベルアップ制度が廃止されており、フィールド上で手に入るアイテムによってマリオのHPや攻撃力が強化されるシステムになっています。(『ゼルダの伝説』のハートの器的なイメージ)
 雑魚戦を行うメリットがコイン集め以外にないため、戦闘が苦痛であれば極力敵シンボルを避けて冒険しても全く問題ありません。ゲームを進めることで敵に気づかれなくなる装備品も手に入るため、シンボルを避けること自体は簡単です。

ボス戦

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 これに関しては文句なしにめちゃくちゃ面白いです!通常戦闘では敵を整列させて一掃することが基本の流れでしたが、ボス戦では中央にいるボスへ道のりをパズルで作成し、それをなぞるようにマリオが移動し攻撃するといった流れになっています。
 3手で道のりを作成するだけでなく、最後に攻撃パネルを踏ませないと攻撃してくれないため、じっくりと考える必要があり章の節目のバトルであるボス戦と相性が良いです。また、雑魚戦と異なり攻略のバリエーションも豊富で、道中に威力や攻撃回数を2倍にするパネルを設置したり、宝箱を開けることでマリオに有利なパネルを展開したり、ハートを設置して体力を回復しつつ攻撃したりと様々な戦法を取ることができます。
 パズルが得意な方なら上記全てを1ターンで行うことも可能ですし、苦手な方なら「このターンはハートを取ることに集中して次から攻撃に転じる」といった具合に自分の実力に合わせて適切な行動を取る楽しみもあると感じました。
 ボス戦と雑魚戦で戦闘方法がガラリと変わるため、ボス戦は無意識に気持ちを切り替えて集中して臨める作りになっています。

制約の中で生み出された魅力あるキャラクター

「ペーパーマリオ」の開発者が、「マリオの世界に影響を及ぼす」キャラクターを作ることや、既存のマリオのキャラクターに変更を加えることができなくなったと明かした。

VGCのインタビューで、任天堂の田邊賢輔は、クッパやカメックといったアイコニックな敵が多いシリーズにおいて新たな悪役をデザインするプロセスについて質問を受けた。それに対し田邊は「『ペーパーマリオ スーパーシール』以降、マリオのキャラクターに変更を加えたり、マリオの世界に影響を及ぼすオリジナルキャラクターを作ることができなくなりました」と答えている。

「ペーパーマリオ」開発者、「マリオの世界に影響を及ぼす」新キャラクターを作ることができなくなったと明かす(IGN JAPAN) - Yahoo!ニュース

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本作でマリオと冒険を共にする仲間の一人として「ボムへい」がいます。彼は過去作に登場したピンキーやバレルのように特徴的な見た目をしているわけではありませんし、そもそも上記の事情もあってか固有の名前すら実質与えられていません。
  しかし本作をプレイした多くの人にとって「マリオと冒険したボムへい」はとても印象深く、思い入れの強いキャラクターとなっているのではないかと思います。プレイしている最中はこのような事情を知らなかったため深くは考えませんでしたが、思い返すと特徴的な口調であったり、オリビアが「ボム平さん」と呼ぶなど、開発側が半ば強引な手段を使いつつも「ただのボム兵」を固有のキャラクターとして仕立て上げようと努力していたことが伺えます。
 ヒロイン(?)のオリビアも非常に魅力的なキャラクターで、冒険の先々で無口なマリオに代わってガンガン喋ってくれるため楽しんでプレイすることができましたし、時にそのド天然さから笑わせてくれたり、プレイヤーの意見を代弁するかのような発言をしてくれたりと、本作に無くてはならない存在でした。

残念だった点

  • バトルで仲間を操作できない、フィールド上での固有スキルが無い

 雑魚戦は先述した通り1ターンキルが基本なので、マリオ一人で戦っている感覚が強いです。打ち漏らした敵を全滅してくれて助かったシーンは稀にありましたが...
 3面のみ穴掘りの能力を持ったキャラが仲間になりますが、それを除けば過去作の仲間たちやフェアリンのような攻略に関わる能力を持ったキャラは登場しません。

  • 上記理由から、冒険に単調さが目立つ

 行き詰まったときは敵を倒す、大抵ハンマーで叩く、魔方陣を探して神の手で何とかする、のいずれかで対処することが多く、ダンジョンのギミックにそれほど多様性を感じませんでした。
 謎解きに関しても個人的には簡単すぎるものが多く、若干やらされている感がある部分もありました。反面、ボス戦を含めたほぼ全ての謎解きにおいて、オリビアと会話することでヒントが貰える点は評価しており、ゲーム慣れしていない人でも謎解きで詰まないよう配慮がなされている点は良いと思いました。

  • 通常戦闘を行う理由が見いだせなかった

 経験値が手に入らず、コインに関しても戦闘以外の部分で十分すぎるほど稼ぐことができたため、雑魚戦をわざわざ行う理由が無いと感じました。
 戦闘システムの項で述べたように、レベルの概念を導入すると稼ぎが必要になる⇒せっかくのパズルバトルが億劫になる、という理由で意図的にこのような仕様にしていると思われますが、シンボルを避けることが最善手になることには若干の疑問を感じざるを得ませんでした。

  • 全体的に難易度が低め

 回復アイテムを大量に持ち歩くことができる上に、戦闘中もコインを消費することで行動権を消費することなく回復できます。(キノピオ応援)
 それに加えてHPが0になった際に全回復して復活する「1UPキノコ」があるため、一部の初見殺しやイベントを除くとゲームオーバーになることはありませんでした。
 よく言えば易しい作りになっているともいえます。