switchのストアで面白そうなローグライクゲーを見つけたので購入してみました。『魔物娘と不思議な冒険』というタイトルです。
現在はテーブルマウンテン的なストーリーダンジョンをクリアし、クリア後のダンジョンに着手し始めた段階。私自身様々なローグライクをプレイしてきましたが、中でも本作はPS2で発売された『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』に良い意味で似通った部分が多数あると感じました。
面白いと感じた点
装備や仲間など多岐にわたるやり込み要素
アルファモンスターと呼ばれる通常種よりも強力なモンスターを倒すことでドロップする装備には称号が付与されており、通常のものよりも高性能になっています。また、武器スキル(紫の印)も付与されており、規定ターンを消化することでスキルを発動することができます。
これらは様々な種類がある中からランダムに付与されるため、自分にとって理想となる装備を厳選するのも一興です。本作ではクリア後にも持ち込み可ダンジョンが多く、高い修正値が前提となっていると感じたため、他のローグライクでありがちな「強い装備を作ったは良いものの使う場が無い」問題はまずないかと思われます。
仲間に関しては簡単なシステム解説と併せて次の項目で語ります。
ヤンガスに似ていると感じた部分
仲間モンスターシステム
仲間システムそれ自体は『トルネコ3』などにも存在しますが、魔物娘の仲間システムはヤンガスのそれにかなり近いです。モンスターごとに仲間にする条件が設定されており、その条件を満たした状態で話しかけることで仲間にすることができます。
ヤンガスの吸い込みシステムとほぼ同じです。(しかもモンスターの頭上に捕獲可能アイコンが出現する)
魔物娘ではモリーの壺のような捕獲用アイテムは必要ありませんが、モンスターの友好度が低い場合には敵対している状態でアイテムを与えて友好度を上げる必要があります。仲間モンスターは2体までしか同時に連れ歩くことは出来ませんが、親密度≒信頼度を上げることによって名簿に登録していないモンスターでも村に預けることが可能になっており、仲間の収集をストレスなく楽しめるよう工夫がなされていると感じました。
また、クリア後にはメルト強化と呼ばれる、レベルを1に戻す代わりに基礎ステータスとレベル上限が解放される所謂転生的なシステムが使えるようになるため、お気に入りの魔物娘を育て上げて冒険することも可能です。
クリア後のダンジョンでも魔物娘を持ち込むことのできるものは多いため、魔物娘の育成が今作をスムーズに進めるカギとなっていそうです。(当然持ち込み完全不可の『もっと不思議』ダンジョンもあるのでご安心を!)
雰囲気
こういうアバウトな表現を使うのはあまり好きではないのですが、とにかく「ヤンガス感」が強いです。勿論良い意味で。
先述した仲間システムに加え、温かみのあるグラフィックだったり、ステータス画面のレイアウトがそう感じさせているのかなとは思っていますが...
メインシナリオクリアまでは比較的易しめの難易度で遊びやすかった点もその一端でしょうか。シンプルに少年ヤンガスが好きだったので、続編が出たような気持ちになり製作者様には素直に感謝ですね。
ローグライクが好きな方なら間違いなくハマると思われる質とやり込み量を兼ね備えた一作なので、興味のある方は是非プレイしてみてください!