シレン5の所謂「もっと不思議」ポジションである原始に続く穴99F。謎に中毒性が高くて暇さえあれば潜っています。
なぜ原始はここまで人を狂わせるのか。その魅力について考察します。
①難しすぎず簡単すぎない絶妙な難易度
ゴリゴリのローグライクプレイヤーの方からすれば、原始は不思議のダンジョンの中では結構簡単な方かと思います。私は対応ハードの都合もあって全シリーズをプレイできていないため、はっきりとした比較はできませんが、体感だとシレン4の浜辺よりも簡単で、DS版初代シレンのフェイよりは難しいかなと感じました。
個人的にはシレン5自体の仕様に慣れてしまえば格段に打開率が上昇しました。
具体的には、「最大HPが増えるほど自然回復速度が遅くなる」点を意識しつつ、深層の打開方法をイメージしながらアイテムを取捨選択。装備の修正値よりもマゼルン合成による印増加を重視。各種お香の壺の活用。辺りでしょうか。
②攻略自由度の高さ
こちらも厳密には難易度に関する要素ですが、攻略自由度の高さも原始の魅力です。
「浜辺」を打開する上で必須級のアイテムだった気配察知、回復、壁抜けなどの強力な腕輪は原始では全て店売り限定となっています。(壁抜けは高級店限定)そのため、これらの腕輪に依存しすぎた攻略プランの打開成功率はかなり低くなっていると考えられます。(気配察知に関してはデメリット付きの偽物が床落ち)
その反面、みかわし香&冷え冷え香の壺、祝福桃、金食い装備、昼の盾、呪い師の腕輪、敵の火力低下(とはいえ40~50F以降は殴り合えるバランスではない)、スーパー状態など、プレイヤーがかなり有利になる要素も多数追加されています。
原始に関しては所謂「三種の神器」のような数少ない種類のアイテムのみが打開に依存しているわけではないため、アイテムの引きに対する理不尽感を感じることなくプレイしやすいのではないかと個人的には思います。序盤が進めやすくなったため、私の腕前でもクソ引きだったとしても40F前後までは行けることが多く、40フロアも見れたら何かしら攻略に役立つアイテムが引けていることが多いです。
自力を向上させることで最低限見れるフロア数を増やし、結果としてキーアイテムを見つけられる確率を上げ、打開に繋げる。という攻略法自体はどの「もっと不思議」にも共通して言えることだとは思いますが、原始はキーアイテムの多さと低層の難易度が低めであることから、この攻略法を確立するまでのハードルが他作品よりも低くなっているといえるでしょう。
深層の鬼畜さはそのままに、どんな引きでも、どんな装備でもある程度戦え、ワンチャン打開まで見えてくる原始のライトさが好きです。
③最新ハードやPCでプレイ可能
個人的にはこれも大きな要素でした。手軽に起動できる分、他のゲームを終えた後に「とりあえず原始やっとくか」となりがちです。。。
少し長くなりましたが、原始は初心者の方がはじめに挑戦するのにもオススメですし、ある程度不思議のダンジョンに慣れた方が気が向いたときにプレイしたり、連続打開を目指したりするのにも適したダンジョンだと思うので、是非挑戦してみて欲しいです!