初期環境と比較すると対面寄りの構築が減少し、ドヒドサニーゴなどの受け回し系の構築が増加してきていると感じます。そこで今回は、サイクル破壊に特化したポケモンとしてサザンドラを紹介します。
基本情報
性格:おくびょう
特性:浮遊 持ち物:食べ残し
努力値:B4 C252 S252 ※H204 C52 S252も一考(H実数値16n+1)
実数値:167-x-111-177-110-165
技構成:悪の波動/ラスターカノン/悪巧み/身代わり
ラスターカノンはミミッキュ、バンギラスや、ニンフィアなどの各種フェアリーに対抗する技として採用しました。今作のサイクル型バンギはまだ型が固まっていない印象なので、型次第では打ち負ける可能性も十分ありますが、大きく削ることで後続を通しやすくすることを狙っています。
サザンドラ1体で受け回し系の構築を対策するのであれば、ドヒドイデの黒い霧やヌオーを意識して挑発が欲しい所なのですが、汎用性を高めるために採用を見送っています。今作の身代わりはダイマターンを枯らすことができる上、有利対面時の安定択、ミミッキュのじゃれ外し待ち兼珠ダメ稼ぎとして使えるため予想以上に優秀でした。
より殺意の高い構成を好むのであれば火力アップアイテムやラムの実を持たせて、挑発を採用することが望ましいです。
ダメージ計算
H252D4輝石サニーゴ
C2↑悪波(97.0~114.9%)※81.2%の乱1
H252アーマーガア
C2↑悪波(74.6~87.8%)※ダイマすれば確定
H252ドヒドイデ
C2↑ダイマ悪波(101.9~120.3%)
H4ミミッキュ
ラスターカノン(65.6~77.8%)
運用方法
基本的に受け回し系の構築を扱う方は、勝負の分かれ目となる重要な局面以外では安定行動を取ってくる傾向にあります。そのため、初手に物理ポケモンを選出することで、相手の物理受けへの交代を誘導することが可能です。(初手に物理受けが出てきた場合は、状態異常を撒かれないタイミングを見計らってサザンドラを着地させます)
そこにサザンドラ交代を合わせ、安定して悪巧みを積む展開を作ります。挑発が無いため、安定してドヒドイデを倒すためにはダイマックスがほぼ必須ですが(黒い霧などでこちらのPPを枯らされるため)相手に相当な圧力をかけられることは魅力です。
挑発ではなく身代わりを持たせることで、純正の受け回し系構築に対しては少し薄くなっていますが、その分汎用性が高くなっているため、スタンダードな構築に対しても選出しやすくなっています。